俺って いつもそうなんや
花火を見に来て
いつも花火を見ちゃいない
こんどの夏は どんなかな
10年先の オイラの夏はどんなかな
祭りの中で
いつも祭りを見ちゃいない
他人の顔や 笑い声
暦のように 流して見てる
生まれついての性分なんで
今さらどうにも ならへんわ
どっぷり つかってみたりとか
おぼれて はしゃいでみたいとか
そんな思いは
いつも背中に張りついてます
それでも幾つ歳を重ねても
なんもちっとも変わらんもん
たぶん これがオイラさ
他人が右を見たら
右が気になりつつ
左をうかがう
捻くれもんで
やっぱ いいんだな
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by magical-seven
| 2012-08-12 00:31
| 祭
シンどい壁にぶつかると
俺なんてダメなんだ
無力加減
イライラして 腹立たしくて
つい 声にだしてしまう
伝えてしまう
そして 決まって 後悔
頑張るぞ!って 声にする
胸をはって伝える
だったら最初の苛立ちは
胸の奥に収めておけよ
いつもの いつもの事だから
ごめんな ごめんな
そのぶん 思いも強いから
負けない決意も固まって
明日に向かっていけるから
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by magical-seven
| 2012-07-21 00:25
| 動物
しわしわの 丸くなった手が
こんなに長生きするとは
思わなかった
そんな言葉 ポツリと言った言葉
静かな時間 人生がまわる
向こうで皆が待っているのかな?
ちいさな窓に ポツリと言った言葉
途中下車じゃ 皆の場所まで 行けません
まだまだ遠い 終着駅に着くまでは
途中下車は させません
窓辺のカーテンがフワリと揺れる
梅雨の風が 駆けていく
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by magical-seven
| 2012-07-08 05:08
| 思い出
綺麗な花だと
指でつまんで私の前にかざす
10年くらい経ったら、また来たいね
って君が言う
いつでも来たいときに来れるのに-。
東日本大震災
津波でいっさいがっさい無くなって
それでも海鳥は鳴き
波は寄せては返し
なんも変わらぬ潮騒が
静かな時のなかにある
神輿が舞った囃子の声も
遠い記憶のなかにある
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by magical-seven
| 2012-06-25 23:27
| 思い出
東日本大震災
被災地の漁村
全壊であれ 半壊であれ
住めないことに かわりはなく
対岸から見る思い出の漁村は
これから解体され瓦礫となって消えていきます
釣りをした場所も ここだっけ
店はここだっけ
土地をたどり 記憶をつなげる
静かにまわり出すと
静かに消えていくもの
そうあってほしいとも思います
辛いことなんて はやくどっかへ
いっちゃえ
でも 忘れちゃならない事実は
しっかり未来に繋げなければいけません
ソーラーパネルを使用して
津波被害から逃れた
自宅の二階でお住まいの老人
あなたを思うと痛いです
お察しします
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by magical-seven
| 2012-06-24 01:31
| 廃墟